10数年前に環境ホルモン問題が起きた時、(社)日本釣用品工業会において疑いのある物質については使用しないという自主規制を決定しました。
その後、釣界ではワーム問題に関する議論を続けてきましたが、明確な方向性は示されませんでした。
そこで、平成20年度の日釣振環境委員会では「ワームの環境に対する影響と日釣振としての対応」というテーマを掲げ、4回に亘ってこの問題を検討しました。
その中では、「ワームをゴミ問題として考えた場合の日釣振としての活動の在り方」「ワームの沈澱の、湖水や河川、海洋、水質、魚類等への影響」「化学物質の影響についての調査研究の必要性」等の意見が交わされました。
ワームの水質や魚に対する影響については、水温やワームの量、地勢条件等の違いによって、大きく異なると言われており、明確な結論は出ていませんが、日釣振として、第一段階として、先ずはできることから取り組むこととし、以下の指針をまとめました。
1.湖底清掃の継続及び強化
2.ワーム使用の自粛・制限の広報
3.アングラーズバンドの拡販による水中清掃資金の捻出
4.製造メーカーとの協働推進
<要請事項>
平成21年4月
財団法人 日本釣振興会
ワームの使用が禁止されている湖沼において、漁協・関係団体と連携・協力し、湖底に堆積したワームの回収を優先することにより環境の回復を図ります。同時に、海底清掃も継続して実施します。
2.ワーム使用の自粛・制限の広報
ワーム使用が禁止されている湖沼の場所・名称、また回収したワームが堆積した湖底の実態等を広く釣り人に知らしめることにより、使用禁止場所はもちろん、ダムや根がかりの多い場所でのワーム使用を控えるよう啓発します。
また、破損したワームの持ち帰りや回収ボックスへの投入を啓発していきます。
3.アングラーズバンドの拡販による水中清掃資金の捻出
アングラーズバンドの販売収益の大半が水中清掃に充てられることを訴求し、釣界挙げて拡販に取り組みます。
(2008年度は、全国25か所で清掃活動を実施。)
4.製造メーカーとの協働推進
(社)日本釣用品工業会等と連携をとりながら、ワームメーカーへ下記の対策を要請します。
<要請事項>
1) 生分解ワームへの切り替え
2) 使用材質及び使用上の注意のパッケージへの表示
3) ワーム回収活動へのメーカーの参加
4) ワームの毒性、臭いの付着等の影響調査の研究機関への委託
以上
平成21年4月
財団法人 日本釣振興会


